新商品を生み出すフレームワーク~オズボーンのチェックリスト~

こんにちは。中小企業診断士の児山です。広島県福山市において、多くの中小企業が日々、新しい商品開発に取り組んでいます。しかし、新しいアイディアを思いつくことは容易ではありません。本日は、新商品開発の際に役立つ「オズボーンのチェックリスト」について、詳しく解説したいと思います。

はじめに

イノベーションの重要性

今日のビジネス環境では、イノベーションが重要なキーワードとなっています。新しい商品やサービスを開発し、市場に提供することで、企業は競争力を保つことができます。特に、福山市にある中小企業においては、事業再構築補助金・ものづくり補助金を利用した商品開発が進められています。

新商品開発の課題

新商品開発は、多くの課題を含むプロセスです。アイディアを思いつくこと、そのアイディアを具現化すること、市場に適した商品に仕上げること、これらすべてが難易度の高い作業となります。

オズボーンのチェックリストとは

アレックス・F・オズボーンとは

アレックス・F・オズボーンは、クリエイティビティの父とも称される、アメリカの広告宣伝マンでした。彼は、ブレインストーミングの考案者でもあります。

チェックリストの概要

オズボーンのチェックリストは、新しいアイディアを考え出す際の支援ツールです。このチェックリストを使うことで、既存のアイディアに対して様々な角度からアプローチすることができ、新しいアイディアを生み出すことが可能になります。

オズボーンのチェックリストの活用法

チェックリストの各項目

オズボーンのチェックリストには、以下の9つの項目があります。

  1. 置き換える(Put to other uses?): 既存のものを別の目的に使えるか考えます。
  2. 他の材料を使用する(Adapt?): 他の材料を使うことで、新しい機能や特性を持たせることができるか考えます。
  3. 修正する(Modify?): 既存のものを修正することで、新しいアイディアを生み出せるか考えます。
  4. 他のものに応用する(Magnify?): 既存のものに何かを追加することで、新しいアイディアにつながるか考えます。
  5. 縮小または削減する(Minify?): 既存のものを縮小または削減することで、新しいアイディアを生み出せるか考えます。
  6. 代替する(Substitute?): 既存のものの一部を別のものに置き換えることで、新しいアイディアを生み出せるか考えます。
  7. 再配置する(Rearrange?): 既存のものの配置を変更することで、新しいアイディアを生み出せるか考えます。
  8. 逆にする(Reverse?): 既存のものを逆にすることで、新しいアイディアを生み出せるか考えます。
  9. 組み合わせる(Combine?): 既存のものを組み合わせることで、新しいアイディアを生み出せるか考えます。

事例によるチェックリストの使い方

例えば、ある企業が新しい家具の開発を考えているとします。この時、チェックリストの「他のものに応用する」項目を活用し、家具に収納機能や、折り畳み機能を追加することを考えることができます。

オズボーンのチェックリストを活用するためのポイント

チームでの活用

オズボーンのチェックリストは、チームで活用することがおすすめです。各メンバーがチェックリストの項目に沿ってアイディアを考え、それを共有することで、多角的にアイディアを考えることができます。

アイディアの絞り込み

チェックリストを使って多くのアイディアを考えた後は、その中から実現可能なアイディアを絞り込むことが大切です。また、事業再構築補助金・ものづくり補助金といった補助金を利用することで、コスト面での支援を受けることができます。

まとめ

オズボーンのチェックリストは、新しいアイディアを考える際の非常に有用なツールです。福山市にある中小企業の皆様も、是非このチェックリストを活用し、新しい商品開発に取り組んでみてください。

以上、広島県福山市の中小企業診断士、児山がお送りしました。どうぞよろしくお願いいたします。

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