わかる・できる・身につく・使えるの違いとは~ビジネス戦闘力を高めよう~

こんにちは、広島県福山市で活動している中小企業診断士、児山です。今日は、ビジネスの現場でよく耳にする「わかる・できる・身につく・使える」という4つの要素について詳しく探っていきましょう。
これらはビジネスの現場で業績を上げ、自分自身のスキルアップを図るためには欠かせない要素です。それぞれ何を意味し、どう使い分けるべきなのか、そしてそれぞれの要素がビジネスにどのような影響を与えるのかを理解することで、ビジネスの戦闘力を向上させることが可能となります。

  1. 「わかる」の重要性 「わかる」とは、ある事象や問題について理解することを意味します。これは知識や情報を吸収し、それを正しく理解し処理する能力であり、これが高まることで新たな知識を得やすくなり、問題解決にも役立つようになります。例えば、新たなマーケティングの手法や業界の動向を「わかる」ことで、それを自社のビジネスにどのように活かせるかを考えることができます。また、「わかる」ことは、他者とのコミュニケーションにも欠かせないスキルです。他者の意見や考えを理解することで、スムーズなコミュニケーションが可能となり、チームとしての一体感や共通認識の形成に寄与します。

  2. 「できる」の重要性 「できる」とは、ある行動やタスクを遂行する能力、つまり実行力を指します。「わかる」が理論的な理解を意味するのに対して、「できる」はそれを実践に移す能力を指します。例えば、新しいソフトウェアの使い方を「わかる」だけではなく、「できる」ようになることで、業務の効率化や業績向上に直結します。また、社員が自分の役割を理解し(「わかる」)、それを遂行することができる(「できる」)企業は、一体感があり、戦闘力の高い組織と言えます。

  3. 「身につく」の重要性 「身につく」とは、あるスキルや知識が自然と身に付き、意識せずともそれを活用できる状態を意味します。これは習熟度の高さを示し、一度「わかる」・「できる」を経て「身につく」段階になると、そのスキルや知識は自分の一部となり、思考や行動の一部として自然と出てきます。例えば、営業スキルが「身につく」と、クライアントとの交渉でも自然とそのスキルが活かされ、結果として良好な関係構築や契約成立につながります。

  4. 「使える」の重要性 最後に、「使える」とは、自身が持つスキルや知識を実際の状況に応じて適切に活用する能力を意味します。これは応用力を示しており、単に知識を持つだけ、スキルを身につけるだけではなく、それを具体的なビジネスの場で使えるかどうかが問われます。「使える」能力があると、様々な状況に対応でき、新たな問題解決のアプローチを見つけることが可能になります。例えば、一つの業界で得た知識や経験を、別の業界やプロジェクトに活かせる(「使える」)人は、多角的な視点を持ち、幅広いビジネスシーンで活躍することができます。

これら4つの要素は、互いに深く関連しています。「わかる」ことから始まり、「できる」、「身につく」、そして「使える」へと段階を経ていくことで、より高度なビジネススキルを身につけることができます。「わかる・できる・身につく・使える」の各要素を意識し、自身のスキルアップを目指すことで、ビジネスの現場での戦闘力を高めることが可能となります。

広島県福山市で中小企業診断士として活動している私、児山と一緒に、ビジネス戦闘力を高め、あなたのビジネスをさらに成長させていきましょう。次回も、ビジネスに役立つ情報をお伝えします。ご期待ください。

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